外壁塗装を行ったばかりなのに壁にシミができ始めているとか、塗装がはがれてしまっているという経験をしたことがある人は意外と多いものです。これは、塗装の段階で本来行わなければいけない作業をきちんと行っていない為であることが多いものです。その為、外壁塗装を行う際に注意すべきことは、壁の補修やこれに付帯する作業をきちんと行っているかどうか、ということです。外壁塗装は本来、家の外観を美しく見せるという意味の他に、家を太陽の直射や雨風、その他外気の影響から守るという意味があります。
外壁は非常に過酷な環境にさらされているため、しっかりと保護をしておかないと風化や浸食が起こりやすいものです。その為、外壁を塗装する際には、下地からしっかりと行う必要があります。まず、古い塗装を出来る限りはがし、壁面のヒビなどをしっかりと補修することが大切です。その上から壁面を保護する塗装を行います。
更にその塗装を守るために再度塗装を行い、最後に外壁の色を決める塗装を行うという、いわゆる3回塗りを行う必要があると言われています。これを外壁の補修を行わずに塗装を行ったり、塗装を1回で済ませたりすると壁にシミができたり、塗装がはがれてしまうといったトラブルが起きるのです。外壁塗装は一度行うと塗料にもよりますが10年程度は持つと言われています。しかしこれはきちんと外壁を補修した上で3回塗りを行った場合で、そうでない場合には早く傷んでしまうものです。
工事の際の費用を節約しても、結果として早く塗装が傷んでしまうため逆効果なのです。